直腸脱
概要
慢性下痢やいきみにより直腸組織が脱出します。
主な症状
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臨床徴候
フェレットにおける直腸脱の臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
消化器系組織への物理的外傷が原因。転落・ケージ損傷・取扱い事故・同居個体や捕食者からの咬傷・環境危険物が一般的原因。フェレットの解剖学的特性が特定の損傷タイプへの素因となりうる。二次合併症として感染・治癒遅延・慢性疼痛がある。
病態生理
フェレットの消化器系組織への外傷性損傷は、挫傷・裂傷・骨折を含む直接的な機械的組織損傷を引き起こす。急性炎症反応により浮腫・出血・疼痛が生じる。二次合併症として細菌汚染・感染・治癒遅延がある。フェレットでは損傷からのストレスが追加の全身合併症を引き起こしうる。
診断
視診で肛門からの粘膜脱出を確認し還納性を評価。脱出粘膜の色調(ピンク→暗赤→チアノーゼ)で虚血の程度を判断。直腸指診で腸重積の合併を確認。糞便検査で寄生虫(コクシジウム)・細菌感染を評価。腹部超音波で腸管壁の異常を確認。血液検査で全身状態を評価。フェレットの直腸脱は慢性の下痢・しぶり(コクシジウム症・IBD・増殖性腸炎)が誘因。原因疾患の治療が再発防止に不可欠。
治療
フェレットにおける直腸脱の治療: 輸液で脱水補正。消化管運動促進薬。制吐薬。疼痛管理。食事管理(繊維質の確保)。原因に応じた特異的治療。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
外傷の予後は損傷の重症度と合併症の有無に依存する。軽度外傷は適切な創傷管理で予後良好。重度外傷、多発骨折、脊髄損傷は予後慎重〜不良。早期治療と適切な疼痛管理が回復を促進する。
関連する薬品
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