細菌性腸炎(クロストリジウム性)
概要
クロストリジウム属菌の異常増殖による毒素介在性腸炎で、抗生物質使用や食事変更後に多いです。
主な症状
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原因
チンチラにおける細菌性腸炎(クロストリジウム性)の原因: クロストリジウム属菌の異常増殖による毒素介在性腸炎で、抗生物質使用や食事変更後に多いです。
病態生理
細菌性腸炎(クロストリジウム性)は抗菌薬投与や急激な食事変化による腸内細菌叢の撹乱を契機に、Clostridium 属菌(C. perfringens、C. difficile、C. spiroforme 等)が異常増殖し、外毒素(toxin A/B、α・ι・ε毒素など)を産生することで発症する。毒素は腸上皮細胞を傷害して粘膜壊死・透過性亢進・体液漏出を引き起こし、重度の下痢・腸毒素血症・毒素性ショックへ進展する。草食小動物では特に急速に致死的となる。
治療
緊急輸液蘇生: 加温乳酸リンゲル液 10-15mL/kg SC/IP q8-12h、重度ショック時はIV/IO。抗菌薬: メトロニダゾール 20mg/kg PO q12h(クロストリジウムカバー第一選択)。重要: 経口ペニシリン、アモキシシリン、エリスロマイシン、リンコマイシン、クリンダマイシンは絶対禁忌 — チンチラでは致死的(致死的ディスバイオーシス)。コレスチラミン 2g/20mL水 PO q12-24hで毒素吸着。消化管保護: スクラルファート 25-100mg/kg PO q8h。疼痛管理: メロキシカム 0.3-0.5mg/kg PO/SC q24h、重度疼痛にブプレノルフィン 0.03-0.05mg/kg SC q8-12h。プロバイオティクス: Lactobacillus属で盲腸フローラ回復。栄養サポート: 草食動物用クリティカルケア 10-15mL q4-6hシリンジ給餌。シメチコン 20-40mg/kg PO q8h(ガス蓄積対策)。環境温度15-21℃(チンチラは極めて暑さに弱い)。誘因の特定・排除: 最近の抗菌薬使用、食事変更、ストレスイベント。糞便排出量、水和状態、食欲を注意深くモニタリング。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
全ての経口βラクタム系抗菌薬およびマクロライド系を回避。食事変更の最小化(新しい食物は7-14日かけて段階的に導入)。高繊維チモシー主体食の維持。ストレス軽減(環境安定、適切な社会的飼育)。定期的なケージ清掃。新規動物の検疫。飼料の適切な保管(汚染防止)。
予後
細菌性腸炎(クロストリジウム性)の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
関連する薬品
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