エンセファリトゾーン・クニクリ感染症
概要
チンチラに肉芽腫性脳炎、腎炎、水晶体破裂を引き起こす微胞子虫です。
主な症状
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臨床徴候
チンチラにおけるエンセファリトゾーン・クニクリ感染症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。
原因
チンチラにおけるエンセファリトゾーン・クニクリ感染症の原因: チンチラに肉芽腫性脳炎、腎炎、水晶体破裂を引き起こす微胞子虫です。
病態生理
エンセファリトゾーン・クニクリ感染症はチンチラにおける寄生虫疾患である。寄生虫は経口摂取、経皮的侵入、またはベクター媒介伝播を通じて感染を確立する。抗原変異、免疫調節、細胞内隔離により宿主の免疫防御を回避しながら、宿主の栄養と資源を利用して増殖する。組織損傷は寄生虫の直接的な摂食、機械的破壊、有毒代謝副産物、宿主の炎症・免疫応答に起因する。重度の寄生虫感染は貧血、栄養失調、臓器機能障害、二次感染を引き起こしうる。
診断
血清抗体検査(IFA・ELISA)でE. cuniculi IgG/IgMを測定(抗体陽性は曝露を示すが活動性感染の確定には不十分)。尿PCR検査で胞子体排出を確認。チンチラのE. cuniculi感染は斜頸・眼振・後肢不全麻痺・腎不全として発現。頭部X線・CT/MRIで脳病変を評価。尿検査で腎障害(蛋白尿・円柱)を確認。CBC・血液生化学(BUN・Cre上昇)で腎機能を評価。水晶体検査でE. cuniculi特徴的な水晶体破裂性ぶどう膜炎を確認
治療
チンチラにおけるエンセファリトゾーン・クニクリ感染症の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
エンセファリトゾーン・クニクリ感染症の予防には定期的な予防駆虫、環境衛生と糞便除去、新規動物の隔離・検査、ベクター防除、中間宿主や汚染環境への曝露回避が含まれる。
予後
エンセファリトゾーン・クニクリ感染症の予後: 原因により予後が大きく異なる。炎症性疾患は治療に反応する場合がある。変性性疾患は進行性で予後要注意〜不良。
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