漏斗胸
概要
胸骨の先天性内方変形で、心臓と肺を圧迫します。
主な症状
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原因
猫における漏斗胸の原因: 胸骨の先天性内方変形で、心臓と肺を圧迫します。
病態生理
胸骨と肋軟骨の発育異常により胸骨が背側へ陥凹する先天性の胸郭奇形。陥凹した胸骨が胸腔容積を減少させて肺の拡張を制限し、重症例では換気障害・頻呼吸・運動不耐性を生じる。さらに心臓と大血管が機械的に圧迫・変位することで心拍出量が低下し、心雑音や不整脈を伴うことがある。子猫では成長に伴い軽症例は改善するが、重度例は外科的矯正(外副子・胸骨切開)を要する。
治療
猫における漏斗胸の治療: 軽症(無症候性): 経過観察、成長に伴い改善する場合あり。中等症以上: 外科的矯正 — 外固定スプリント法(胸骨に外部スプリントを装着し段階的に矯正、仔猫では骨の可塑性が高く有効)。重症例: 胸骨切開・再固定術。周術期: セファゾリン22mg/kg IV、ブプレノルフィン0.01-0.03mg/kg IV/IM q6-8h。呼吸困難時の緊急対応: 酸素供給(フローバイまたは酸素ケージ)、フロセミド2mg/kg IV(肺水腫併発時)。術後管理: 4-6週間のスプリント装着維持、活動制限。栄養: 高カロリー食で成長促進。心臓圧迫がある場合は心エコー評価。モニタリング: 術後2・4・8週にX線で矯正状態評価、SpO2。仔猫期(8-12週齢)の早期手術が最も効果的。
予防
漏斗胸の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
漏斗胸の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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