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鳥 (Bird) 感染症 中等度

嗉嚢炎

Ingluvitis (Crop Infection) / 嗉嚢炎

概要

細菌、酵母(カンジダ)、トリコモナスによる嗉嚢粘膜の感染症。

主な症状

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臨床徴候

鳥における嗉嚢炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

鳥における嗉嚢炎の原因: 細菌、酵母(カンジダ)、トリコモナスによる嗉嚢粘膜の感染症。

病態生理

鳥の嗉嚢炎は細菌感染症で、病原体(細菌・ウイルス・真菌・原虫)の感染が直接的な原因であり、宿主の免疫力低下、過密飼育、不衛生な環境、慢性的ストレス、栄養不良、併発疾患が感染リスクを著しく増大させる。病原体が組織に侵入→増殖→炎症反応→組織障害。ストレス、免疫低下、不適切な環境管理が発症の素因。

診断

そのう(crop)の触診でガス貯留・液体貯留・壁肥厚を評価。そのう洗浄液のグラム染色・KOH直接鏡検でCandida酵母体・細菌を検索。細菌・真菌培養で起炎微生物を同定。CBC(採血量≤体重の1%)でヘテロフィル増加を確認。X線でそのう拡張・ガス貯留を評価。血液生化学でTP・グルコースを測定。鳥類のそのう炎はCandida albicansによるカンジダ症が最多で、特に手餌育雛・抗生物質長期投与・ビタミンA欠乏で好発。pH測定も有用(正常pH 5-6)

治療

鳥における嗉嚢炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。

予防

嗉嚢炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

嗉嚢炎の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。

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