嗉嚢閉塞
概要
食物や異物の蓄積による嗉嚢の完全閉塞。
主な症状
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臨床徴候
鳥におけるそ嚢停滞の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
鳥におけるそ嚢停滞の原因: 食事性失調、感染性病原体、寄生虫、ストレス、異物摂取、毒素、腸内細菌叢の破綻による消化器疾患。急な食事変更と不適切な食物が一般的な誘因。
病態生理
そ嚢停滞は鳥における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
診断
そ嚢触診で膨満・硬結・液体貯留を評価し、内容物の性状を推定。そ嚢洗浄液の顕微鏡検査で異物・酵母・細菌・寄生虫を確認。X線で消化管内異物(金属片・砂利・繊維質)の位置と大きさを確認し、前胃・筋胃の拡張も評価。造影検査で通過障害の部位と程度を特定。CBC・生化学で脱水・電解質異常を評価。鳥類ではそ嚢停滞は原発性(異物・過食)と続発性(PDD・感染性そ嚢炎・運動障害)の鑑別が重要。幼鳥の挿し餌管理不良による発症も多く、給餌方法の聴取も必要である。
治療
鳥における嗉嚢閉塞の治療: 外科的介入(嗉嚢閉塞に対する適切な術式)。術前安定化: 輸液療法、メロキシカム0.5-1mg/kg PO/IM q12-24h(疼痛管理)。周術期抗菌薬: エンロフロキサシン15mg/kg PO/IM q12h。栄養サポート、環境温度管理、定期的モニタリング。
予防
嗉嚢閉塞の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
嗉嚢閉塞の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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