鳥ポリオーマウイルス感染症
概要
ポリオーマウイルス感染症で、幼鳥の急死や成鳥の羽毛異常を引き起こす。
主な症状
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原因
鳥ポリオーマウイルス。糞便・羽粉塵で伝播。セキセイインコの雛に特に好発。
病態生理
ポリオーマウイルスの幼鳥感染→肝壊死・腎壊死・出血→急性死亡(雛鳥で致死率90%以上)。成鳥は不顕性キャリア。
治療
【鳥における鳥ポリオーマウイルス感染症】 鳥ポリオーマウイルス感染症は培養感受性試験を診療指針とし、empiricalにはエンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h またはアモキシシリン・クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h(小型哺乳類除く)を開始。 膿瘍形成例は外科的切開・排膿・洗浄(生食または0.05%クロルヘキシジン)が抗菌薬単独より治癒率高い。 発熱・全身症状時は炎症マーカー(SAA、CRP)と血液培養。 再発リスクの高い症例ではバイオフィルム形成菌(Pseudomonas, Staphylococcus pseudintermedius MRSP)を疑い、長期抗菌薬を6-8週継続。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。
予防
繁殖施設でのPCRスクリーニング。ワクチン(米国で使用可)。
予後
ウイルスの種類と宿主免疫により異なる。軽症感染は支持療法で自然治癒することが多い。重症全身性ウイルス感染は予後要注意〜不良。
関連する薬品
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