ヤドクガエルスピンドリーレッグ症候群
Dart Frog Spindly Leg Syndrome (SLS) / ヤドクガエルスピンドリーレッグ症候群
概要
飼育下繁殖ヤドクガエル幼体に発生する発達障害。体重を支えられない細く変形した四肢が特徴。ヤドクガエル繁殖プログラムにおける主要死因。
主な症状
failure to thrive
inability to feed
limb deformity
spindly legs
stunted growth
weakness
原因
多因子性:母体の栄養不足(カルシウム、ビタミンD3、ビタミンA)、オタマジャクシの栄養不足、変態期の不適切な水質パラメータ、遺伝的要因、UV-B不足。
病態生理
変態の重要な時期におけるカルシウムとビタミンD3の不足が発達中の四肢の正常な骨化を障害。栄養欠乏による筋障害がさらに筋肉を弱化。罹患幼体は正常な捕食・運動ができない。
治療
変形が発生した後の有効な治療法はない。支持療法:カルシウムダスティングしたトビムシの手動給餌、容易にアクセスできる浅い水場の提供。自力摂食不能な重症個体には安楽死を検討。
予防
繁殖成体にカルシウム+D3を週2-3回補給。オタマジャクシの水にカルシウムを添加。親個体にUV-B照明を提供。オタマジャクシに高品質スピルリナベースの餌を給与。近親交配の回避。
予後
罹患幼体の予後は不良;多くは長期生存しない。予防が主要な戦略。適切な栄養管理で繁殖コロニーの予後は良好。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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