オオサンショウウオイリドウイルス病
Giant Salamander Iridovirus Disease / オオサンショウウオイリドウイルス病
概要
中国産・日本産オオサンショウウオに発生する高致死性イリドウイルス感染症。養殖個体群で全身性出血性疾患を引き起こし、高い致死率を示す。
主な症状
anorexia
edema
hemorrhage
lethargy
organ failure
petechiae
skin hemorrhage
sudden death
原因
イリドウイルス科ラナウイルス属のオオサンショウウオイリドウイルス(CGSIV)が原因。直接接触、汚染水、媒介物を介して伝播。過密飼育、水質悪化、水温変動によるストレスが感受性を増大。
病態生理
ウイルスは血管内皮細胞と造血組織で増殖し、肝臓・脾臓・腎臓の広範な出血と壊死を引き起こす。重度のウイルス血症はDIC(播種性血管内凝固)と多臓器不全に至る。
治療
特異的抗ウイルス薬は存在しない。支持療法として最適水温維持(15-18°C)、電解質補給、二次的細菌感染に対する広域抗菌薬投与。罹患個体の隔離が不可欠。
予防
養殖施設での厳格なバイオセキュリティ。種親のPCRスクリーニング。新規個体の60日間検疫。10%次亜塩素酸ナトリウムまたはクロルヘキシジン(0.75%)による消毒。野生個体と飼育個体の混合回避。
予後
予後不良。未感染集団での致死率は90-100%に達しうる。生存個体は慢性キャリアとなる可能性がある。現在ワクチンは利用不可。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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