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💊 ネオスチグミン

Neostigmine / ネオスチグミン

作用機序

可逆的アセチルコリンエステラーゼ阻害薬。神経筋接合部のACh濃度を上げ、非脱分極性神経筋遮断薬(アトラクリウム・ベクロニウム)を競合的に置換して神経伝達を回復させる。ムスカリン性ACh作用(徐脈・流涎・気管支収縮・消化管運動亢進)も増強するため、抗コリン薬の併用が必須。

Reversible acetylcholinesterase inhibitor. Increases ACh at the neuromuscular junction, competitively displacing non-depolarizing neuromuscular blockers (atracurium, vecuronium) to restore transmission. Also raises muscarinic ACh (bradycardia, salivation, bronchoconstriction, GI hypermotility), so an anticholinergic must be co-administered.

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Dog
✓ 可 0.02-0.05 mg/kg 緩徐静注(通常0.04 mg/kg)、グリコピロレート0.005-0.01 mg/kgまたはアトロピン0.02-0.04 mg/kg 静注を併用 非脱分極性NMBAのみを拮抗。抗コリン薬を先行または同時投与する。四連刺激(TOF)で自発回復の兆候(1-2回以上の反応)が出てから拮抗すること。深い遮断には無効。

Cat
✓ 可 0.02-0.05 mg/kg 緩徐静注、グリコピロレート0.005-0.01 mg/kgまたはアトロピン0.02-0.04 mg/kg 静注を併用 犬と同じ原則。ムスカリン性徐脈予防のため必ず抗コリン薬を併用。

Horse
✓ 可 0.02 mg/kg 緩徐静注、グリコピロレート0.0025-0.005 mg/kgまたはアトロピンを併用 非脱分極性遮断の拮抗。馬ではアトロピンがイレウスを誘発しうるためグリコピロレートが好まれる。TOFでモニタリング。
うさぎ
Rabbit
✓ 可 0.02-0.05 mg/kg 静注/皮下、抗コリン薬を併用 非脱分極性NMBAの拮抗用。グリコピロレートを併用。ウサギは血漿アトロピンエステラーゼ活性が高い点に注意。

主な副作用

  • ⚠️ 徐脈
  • ⚠️ 流涎過多
  • ⚠️ 気管支収縮
  • ⚠️ 消化管運動亢進・下痢
  • ⚠️ 筋線維束攣縮
  • ⚠️ コリン作動性クリーゼ(過量投与)

禁忌・注意

🚫 脱分極性遮断(スキサメトニウム第I相)の拮抗には使用しない—無効かつ延長させうる。機械的な消化管・尿路閉塞、腹膜炎では禁忌。抗コリン薬(グリコピロレート/アトロピン)を必ず併用。

薬物相互作用

併用薬影響
atracurium自発回復が始まった非脱分極性神経筋遮断を拮抗する
glycopyrrolateムスカリン作用(徐脈・流涎)を遮断するため併用する
atropine併用する抗コリン薬の代替
succinylcholine脱分極性遮断は拮抗せず、増強・延長させうる

この薬が使われる疾患

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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
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