眼虫症
概要
Thelazia lacrimalis。結膜嚢内の寄生虫。流涙・結膜炎。
主な症状
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病態生理
吸血ハエが眼周囲を吸汁する際にThelazia幼虫を結膜嚢へ伝播し、虫体が結膜嚢・瞬膜後面・涙管内で成虫(1-2cmの白色糸状)に発育する。虫体の機械的刺激と分泌物が慢性の濾胞性結膜炎・流涙(epiphora)・粘液性眼脂を引き起こす。複数匹寄生が多く、慢性化すると瘢痕性結膜変化・涙嚢炎・小涙点を生じ、まれに続発性角膜炎・角膜潰瘍に至る。ハエの活動期(夏〜晩夏)に発症が集中し、ハエ対策・駆虫が不十分だと再感染する。
予防
馬における眼虫症の予防は感染症対策と早期発見が中心。感染性結膜炎: ワクチネーション(FHV-1・FCV)と感染猫との接触回避。角膜潰瘍: 眼外傷の予防、グルーミング時の眼科ケア。白内障: 糖尿病の良好な血糖管理、遺伝性品種の繁殖管理、抗酸化物質補給。緑内障: 素因品種の定期的眼圧測定。全動物で年1回以上の眼科検診。
予後
馬における眼虫症の予後は病変の部位・進行度と治療開始時期、視覚温存の可否により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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