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💊 ブチルスコポラミン臭化物(ブスコパン)

N-Butylscopolammonium Bromide (Buscopan) / ブチルスコポラミン臭化物(ブスコパン)

作用機序

第四級アンモニウム型の抗コリン(抗ムスカリン)鎮痙薬 — 血液脳関門を通過せずに消化管平滑筋を弛緩させる。馬でFDA承認された鎮痙薬: 痙攣性疝痛の疼痛を速やかに緩和し、食道梗塞(チョーク)では食道を弛緩、直腸検査の弛緩にも用いる。

Quaternary ammonium anticholinergic (antimuscarinic) spasmolytic — relaxes gastrointestinal smooth muscle without crossing the blood-brain barrier. The FDA-approved equine spasmolytic: rapidly relieves spasmodic colic pain and relaxes the esophagus in choke, and facilitates rectal palpation.

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Dog
✓ 可 消化管・尿路の痙攣性疼痛の補助: 0.2-0.3 mg/kg 静注/筋注/皮下 8-12時間毎(Plumb's)。日本ではメタミゾール配合剤(ブスコパン・コンポジタム等)としての使用も多い。 対症的補助 — 基礎原因の診断・治療を並行する。

Cat
✓ 可 0.2-0.3 mg/kg 静注/筋注/皮下 8-12時間毎(外挿、猫のデータは限定的)。 心疾患のある猫では抗コリン薬による頻脈に注意。

Horse
✓ 可 痙攣性疝痛・食道梗塞(チョーク)・直腸弛緩: 0.3 mg/kg 緩徐静注 単回(Plumb's 10th ed; Reed & Bayly 4th ed)。数分で効果発現、持続約20-30分。 一過性頻脈(約30分)を起こす — **投与前に必ず心拍数を記録**(心拍数は疝痛重症度の主要指標であり投与後は評価不能になる)。効果消失後の疼痛再燃は外科的病変を示唆 — 反復投与でごまかさず再評価する。

主な副作用

  • ⚠️ 一過性頻脈、消化管運動性・腸音の低下、散瞳(第四級構造のためCNS作用は最小)

禁忌・注意

🚫 イレウス・便秘疝/閉塞(運動性をさらに低下させる)、緑内障、頻脈性不整脈。疝痛では心拍数指標をマスクする — 投与前の心拍数記録が必須

薬物相互作用

併用薬影響
Metoclopramide / cisapride / prokinetics薬理作用が真逆 — 抗コリン性鎮痙は消化管運動促進薬の効果を拮抗する
Other anticholinergics (atropine, glycopyrrolate)頻脈・イレウスリスクが相加

この薬が使われる疾患

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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
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