前庭疾患(Reptile)
概要
爬虫類における特発性の神経系疾患。前庭疾患は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
原因
爬虫類における特発性の神経系疾患。前庭疾患は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
爬虫類における特発性の神経系疾患。前庭疾患は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
【前庭疾患】 ■ 病態: 末梢性(内耳/中耳)vs 中枢性(脳幹)の鑑別が重要。末梢性: 水平眼振、同側への頭部傾斜。中枢性: 垂直/方向変換性眼振、固有受容覚欠損。 ■ 対症療法: メクリジン 12.5-25 mg PO SID-BID(犬猫の用量、小動物は体重換算)。マロピタント 1 mg/kg SC/PO SID(制吐)。メトクロプラミド 0.2-0.5 mg/kg PO/SC TID(嘔吐時)。 ■ 原因治療: 中耳炎(最多)—抗菌薬: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO SID + メトロニダゾール 15-20 mg/kg PO BID × 4-6週。E. cuniculi(ウサギ)—フェンベンダゾール 20 mg/kg PO SID × 28日。 ■ 支持療法: 補助給餌(自力摂食困難時)。安全な環境整備(段差・水深に注意)。 ■ モニタリング: 頭部傾斜・眼振の改善経過。食欲・体重。 ■ 種特異的注意: ウサギ—E. cuniculiが最多原因。モルモット・チンチラ—中耳炎。ハリネズミ—WHS(後肢麻痺→前庭症状)の除外。 ■ 予後: 末梢性は概ね良好(頭部傾斜の残存あり)。中枢性は慎重。
予防
毒性物質へのアクセス防止が最も重要な予防策である。有毒植物の除去、農薬・殺鼠剤・清掃用品の安全な保管、人間用医薬品の動物への不適切な使用防止、種特異的な食品毒性の理解(犬のチョコレート・ブドウ、猫のユリ等)が必要である。飼い主教育により誤食事故の大部分は予防可能である。環境中の化学物質への慢性的曝露にも注意が必要である。
予後
予後は毒性物質の種類、摂取量、曝露から治療開始までの時間、臓器障害の程度に大きく依存する。早期の除染処置(催吐・胃洗浄・活性炭投与)と積極的な支持療法により多くの急性中毒は良好な転帰を示す。肝壊死や腎不全を呈する重症例では予後不良となりうる。慢性中毒では臓器損傷が不可逆的な場合があり、長期的な機能モニタリングが必要である。
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