脊椎骨折・椎体脱臼
概要
外傷による椎骨の骨折または脱臼で不全麻痺・麻痺を引き起こす。
主な症状
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原因
爬虫類における脊椎骨折・椎体脱臼の原因: 外傷による椎骨の骨折または脱臼で不全麻痺・麻痺を引き起こす。
病態生理
脊椎骨折・椎体脱臼は爬虫類における外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。
治療
爬虫類脊椎折: ① 骨折の多くは栄養性二次性副甲状腺機能亢進症(NSHP)に関連—血清Ca/P・X線で骨密度評価。脊椎骨折は厳格な ケージ制限・脊柱安定化、神経学的評価(運動・感覚・尿便)必須、損傷高位の特定で予後判断。② NSHP合併時はCa・VitD3補充(カルシウム グルコネート 100 mg/kg PO q24h × 2週)とUVB照射 (UVI 2-7、種別)、食事改善が並行必須。③ 安定化: 単純骨折は副木、複雑は外科的固定(mini plate, KE)—外骨格・甲羅は特殊接着剤(epoxy)。④ 鎮痛: メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg IM q12-24h、モルヒネ(亀 0.4-1 mg/kg、ヘビ無効—種差大)。⑤ 抗菌薬(開放骨折): セフタジジム 20 mg/kg IM q72h、エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO/IM q24-48h。⑥ POTZ最適化(治癒の前提)、湿度管理、強制給餌。⑦ 経過: X線4-8週毎、爬虫類は癒合が遅い(最大6-12ヶ月)。支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。
予防
脊椎骨折・椎体脱臼の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。
予後
脊椎骨折・椎体脱臼の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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