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爬虫類 (Reptile) 中等度

外傷・咬傷

Trauma / Bite Wounds / 外傷・咬傷

概要

同居個体、餌動物、取り扱い事故による物理的損傷です。

主な症状

anorexia bleeding lethargy skin lesions swelling

原因

ケージメイトの攻撃(特に給餌時や繁殖時)、餌動物の咬傷(生きた齧歯類)、犬/猫の攻撃、高所からの落下、ケージ設備による圧挫傷、防護されていない熱源による熱傷、屋外動物の芝刈り機や車両による損傷。

病態生理

外傷による組織損傷は出血、汚染、組織失活を引き起こす。爬虫類の創傷は低い代謝率のため治癒が遅い。咬傷は細菌で重度に汚染される(Pseudomonas、Aeromonas)。カメ類の甲羅骨折は体腔を露出させる。熱傷は二次感染リスクを伴う全層性皮膚喪失を引き起こす。

治療

希釈クロルヘキシジン(0.05%)での創洗浄。失活組織のデブリドマン。培養に基づく全身性抗菌薬(セフタジジム20 mg/kg IM 72時間毎)。清潔な場合は創閉鎖;汚染されている場合は開放創管理。甲羅骨折:ワイヤー、エポキシ、グラスファイバーパッチで安定化。鎮痛:メロキシカム0.1-0.2 mg/kg。輸液療法。創傷治癒には数週間〜数ヶ月を要しうる。

予防

攻撃的な種は個別飼育。冷凍解凍餌の給餌。防護された熱源の使用。飼育設備の固定。屋外活動の監視。捕食者のアクセス防止。

予後

重症度に依存。軽微な創傷:良好。臓器露出や脊椎関与を伴う重大外傷:要注意〜不良。体腔汚染を伴う甲羅骨折:要注意。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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