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爬虫類 (Reptile) 血液 重度

溶血性貧血

Hemolytic Anemia / 溶血性貧血

概要

感染・毒素・免疫介在性原因による赤血球の破壊。

主な症状

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臨床徴候

爬虫類における溶血性貧血の臨床徴候は血液成分異常の種類により異なる。貧血: 粘膜蒼白・元気消失・運動不耐性・頻脈・呼吸促迫(重度では失神・心雑音)。出血傾向: 紫斑・粘膜出血・血尿・血便・関節血腫(凝固障害・血小板異常)。血栓症: 急性肢痛・麻痺(FATE等)・呼吸困難(肺塞栓)。白血球減少: 発熱・敗血症・反復性感染。溶血性貧血: 黄疸・暗色尿・脾腫。

原因

爬虫類における溶血性貧血の原因: 感染・毒素・免疫介在性原因による赤血球の破壊。

病態生理

溶血性貧血は爬虫類における免疫介在性疾患である。免疫系が自己抗原または環境アレルゲンに対して異常な応答を起こす。自己免疫疾患では自己寛容の喪失により抗体または細胞性免疫による宿主組織の破壊が生じる。アレルギー疾患ではIgE介在性または遅延型過敏反応により組織炎症が生じる。慢性炎症過程はT細胞調節障害、自己抗体産生、補体活性化、標的臓器の進行性組織損傷を伴う。

診断

PCV低下・血漿の黄色~赤色変色(ビリベルジン/ビリルビン)で溶血を推定する。爬虫類の赤血球は有核であるため、血液塗抹で赤血球形態異常(球状化・多染性・赤芽球増加)を評価する。ヘテロフィル反応の有無で感染性溶血を鑑別する。血液寄生虫(ヘモグレガリナ・ヘモプロテウス等)の塗抹検索が必須である。自己免疫性溶血は爬虫類では稀であるが、鑑別に含める。POTZ維持下で採血し、肝機能・腎機能(尿酸値)も同時評価する。

治療

爬虫類における溶血性貧血の治療は免疫抑制療法または免疫調節療法を行う。副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン、デキサメタゾン)の免疫抑制用量が多くの自己免疫疾患の第一選択である。難治例やステロイド副作用軽減のためステロイド温存薬(アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル)を併用する場合がある。アレルギー疾患にはアレルゲン回避、抗ヒスタミン薬、免疫療法を行う。医原性免疫抑制の合併症をモニタリングする。再発防止のため段階的に減量する。

予防

溶血性貧血の予防は基礎となる免疫調節障害に遺伝的要素がある場合は限定的である。環境トリガーとストレスの最小化、既知アレルゲンの回避、最適な栄養の維持、定期的な健康モニタリング、フレアの早期治療でリスクを低減する。

予後

溶血性貧血の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

関連する薬品

💊 プレドニゾロン 💊 デキサメタゾン

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