慢性栄養不良
Chronic Malnutrition / 慢性栄養不良
概要
長期的な栄養不足による消耗と免疫抑制です。
主な症状
anorexia
lethargy
poor body condition
weakness
weight loss
原因
種に不適切な食事(例:一種類の食物のみの給餌)、不十分な量、ビタミン/ミネラル補給の欠如、非栄養価の餌の給餌、歯科/口腔疾患やMBDによる摂食不能。
病態生理
慢性的な栄養欠乏は筋肉消耗、免疫抑制、創傷治癒障害、臓器機能障害に至る。タンパク質欠乏は低アルブミン血症と浮腫を引き起こす。ビタミンA欠乏は上皮の完全性を障害する(扁平上皮化生)。慢性的な低栄養で脂溶性ビタミン欠乏が発生。幼体の成長遅延。
治療
緩徐な食事改善(リフィーディング症候群の回避)。食欲不振の場合は補助給餌:市販爬虫類用フォーミュラ(Oxbow Carnivore/Herbivore Care)でのチューブフィーディング。ビタミン補給:ビタミンA 1,000-5,000 IU/kg IM(単回投与)、ビタミンB群。カルシウムとビタミンD3の補給。二次的疾患の治療。毎週の体重モニタリング。
予防
種固有の食事要件の調査。種に適した多様な食事の提供(昆虫食、草食、肉食、雑食)。昆虫へのカルシウム/ビタミンD3のダスティング。飼料昆虫のガットローディング。適切なビタミンの補給。
予後
早期に発見し食事が是正されれば予後良好。臓器障害を伴う重度栄養失調は予後要注意。幼体には永続的な成長障害が残る場合がある。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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