糖尿病
概要
ウサギでは稀な内分泌疾患で、高血糖と糖尿を特徴とします。
主な症状
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臨床徴候
ウサギにおける糖尿病の臨床徴候はホルモン異常または代謝障害の種類により特異的パターンを示す。糖尿病: 多飲多尿・多食・体重減少。甲状腺機能亢進: 体重減少・多食・多動・心拍数上昇。クッシング症候群: 腹部膨満・脱毛・多飲多尿・薄い皮膚。アジソン病: 元気消失・嘔吐・下痢・電解質異常。低血糖: 振戦・痙攣・意識低下。早期は無症候性に進行することが多く、定期的内分泌スクリーニングが早期発見の鍵。
原因
ウサギにおける糖尿病の原因: 臓器機能障害、ホルモンバランス異常、食事因子、遺伝的素因、加齢による代謝・内分泌経路の調節障害。肥満と運動不足が寄与しうる。
病態生理
糖尿病はウサギにおける代謝・内分泌疾患である。基礎病態はホルモンのフィードバックループ、酵素活性、または基質代謝の調節障害を伴う。循環ホルモン、電解質、代謝中間体のバランス異常が複数の臓器系にわたる細胞機能に影響を及ぼす。代償機構が一時的に恒常性を維持するが、最終的に代償不全に陥り、進行性の臨床的悪化と多臓器への影響を引き起こす。
診断
多飲多尿・体重減少を呈するウサギで疑う。血糖値測定と尿糖検出が初期スクリーニングとなる。ウサギの正常血糖値は75-155 mg/dLであり、持続的高血糖(>200 mg/dL)で診断する。ストレス性高血糖との鑑別にフルクトサミン測定が有用である。尿検査で糖尿・ケトン体を確認する。CBC・血液生化学で肝酵素・腎機能を評価し、膵臓超音波で膵島病変を検索する。ウサギでは肥満・高炭水化物食が素因となり、食事歴の詳細な聴取が重要である。
治療
糖尿病はウサギでは非常に稀。報告例ではインスリン依存性で、プロジンク 0.5-1 IU/動物 SC q12h から開始、家庭での血糖モニタ(耳介穿刺、CGM試験的)と組み合わせる。低糖質・高繊維食。インスリン抵抗性をきたす副腎疾患・甲状腺疾患・肥満を除外。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 ペニシリン系・セファロスポリン系の経口投与は腸内細菌叢を破壊し致死的になるため禁忌。
予防
糖尿病の予防には適切な食事設計、血液検査を含む定期的な健康モニタリング、健康体重の維持、過剰なおやつや不適切な食事の回避、無症候性変化の早期発見時の迅速な介入が含まれる。
予後
糖尿病の予後: 多くの内分泌疾患は適切な薬物療法で長期管理可能。定期的なホルモン値モニタリングと用量調整が重要。
関連する薬品
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