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オウム (Parrot) 環境 緊急

低体温症

Hypothermia / 低体温症

概要

寒冷曝露や重篤な疾患による危険な低体温。

主な症状

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臨床徴候

オウムにおける低体温症の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

原因

オウムにおける低体温症の原因: 環境的危険、落下、不適切な取り扱い、同種間攻撃、捕食者攻撃、温度極端による物理的損傷。不適切な飼育環境がリスクを高める。

病態生理

低体温症はオウムにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

診断

低体温症の診断は、羽毛膨張・嗜眠・震え・反応性低下を呈するオウム類で行う。不適切な環境温度・麻酔後・重篤な全身疾患で発生する。総排泄腔温測定で低体温を確認する(正常体温は種により40-42℃)。鳥類は体重あたりの体表面積が大きく熱損失が速い。血液検査(有核赤血球のため手動CBC・生化学)で低血糖・代謝性アシドーシスを評価する。基礎疾患の検索として全身評価(X線・血液検査)を実施する。加温は緩徐に行い(急速加温は末梢血管拡張で循環虚脱のリスク)、30分ごとに体温を監視する。

治療

オウム低体温症の治療: ① 鳥類は体表/体積比大—急速に低体温化、急速復温必須。正常体温39-42℃、<37℃で緊急。② 加温: ICU/インキュベーター30-32℃(重度は32-34℃)、温水パッド、温風器。③ 温輸液: 温乳酸リンゲル38-40℃ IV/IO/SC 50-100 mL/kg/日。④ 経口給餌は意識・嚥下反射回復後(誤嚥防止)。⑤ 5%デキストロース併用(低血糖併発)—10-30 mg/kg slow IV/IO。⑥ モニタリング: 体温q15-30分、呼吸、心拍、酸素飽和度。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。

予防

低体温症の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

低体温症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

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