アレルギー性呼吸器疾患
概要
粉塵、皮屑、エアロゾル、環境アレルゲンに対する過敏反応。
主な症状
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臨床徴候
オウムにおけるアレルギー性呼吸器疾患の臨床徴候は気道閉塞・換気障害の部位により異なる。上気道: いびき・吸気性ストライダー・運動不耐性・吸気性チアノーゼ。気管: 短く乾性の発作的咳(gander-honk)・ストライダー(気管虚脱)。下気道: 慢性咳・呼気性呼吸困難・喘鳴・換気不全(喘息・COPD様病態)。突発的悪化はストレス・運動・気温変化で誘発される。
原因
オウムにおけるアレルギー性呼吸器疾患の原因: 粉塵、皮屑、エアロゾル、環境アレルゲンに対する過敏反応。
病態生理
アレルギー性呼吸器疾患はオウムにおける免疫介在性疾患である。免疫系が自己抗原または環境アレルゲンに対して異常な応答を起こす。自己免疫疾患では自己寛容の喪失により抗体または細胞性免疫による宿主組織の破壊が生じる。アレルギー疾患ではIgE介在性または遅延型過敏反応により組織炎症が生じる。慢性炎症過程はT細胞調節障害、自己抗体産生、補体活性化、標的臓器の進行性組織損傷を伴う。
診断
慢性くしゃみ・鼻汁・呼吸努力増大で感染性原因を除外した後にアレルギー性呼吸器疾患を疑う。気管洗浄液の細胞診で好酸球増多を確認。CBC/生化学でヘテロフィル増多がなく好酸球優位。環境抗原(羽毛粉・粉塵・カビ胞子・花粉)の曝露歴を詳細に聴取。X線で気嚢壁肥厚を確認。感染性原因(Chlamydia・Aspergillus・細菌)のPCR・培養で系統的除外。抗原除去による症状改善で臨床的に確定。除外診断が基本。
治療
オウムにおけるアレルギー性呼吸器疾患の治療は免疫抑制療法または免疫調節療法を行う。副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン、デキサメタゾン)の免疫抑制用量が多くの自己免疫疾患の第一選択である。難治例やステロイド副作用軽減のためステロイド温存薬(アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル)を併用する場合がある。アレルギー疾患にはアレルゲン回避、抗ヒスタミン薬、免疫療法を行う。医原性免疫抑制の合併症をモニタリングする。再発防止のため段階的に減量する。
予防
アレルギー性呼吸器疾患の予防は基礎となる免疫調節障害に遺伝的要素がある場合は限定的である。環境トリガーとストレスの最小化、既知アレルゲンの回避、最適な栄養の維持、定期的な健康モニタリング、フレアの早期治療でリスクを低減する。
予後
アレルギー性呼吸器疾患の予後: 軽度は良好。慢性は長期管理。
関連する薬品
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