脂肪腫(インコ)
概要
インコにおける腫瘍性の皮膚疾患。脂肪腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
インコにおける腫瘍性の皮膚疾患。脂肪腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
インコにおける腫瘍性の皮膚疾患。脂肪腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
インコ脂肪腫(xanthoma を含む): ① 好発: バジェリガー・コザクラ等の高脂肪種子食給餌例、肥満個体—腹部・胸部・翼基部の柔軟皮下腫瘤。② 内科管理(小型・成長緩慢例): L-カルニチン 1,000 mg/kg 餌、レボチロキシン 0.02 mg/kg PO q12h(甲状腺低下併発時)、低脂肪ペレット食への漸進的切替(種子4週で20%以下)、運動増加(飛翔促進)。③ 外科切除: 急速増大・潰瘍化・歩行/飛翔障害をきたす腫瘤に適応。病理組織で脂肪肉腫(liposarcoma)—境界不明瞭で再発しやすい—との鑑別必須。④ 周術期: 絶食3-6時間(短時間)、術前体重評価、温熱維持28-30℃、出血最小化(凝固障害合併が多い)。⑤ 鎮痛: メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、術後3-5日継続。⑥ 切開部閉鎖は単層連続縫合(PDS 4-0/5-0)、テンション軽減。⑦ 黄色腫(xanthoma)合併例は皮膚再構成(advancement flap)を検討。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。
予防
インコにおける脂肪腫の予防には、ホルモン依存性腫瘍に対する早期避妊去勢手術(乳腺腫瘍・前立腺癌・精巣腫瘍・子宮腺癌・肛門腺癌等)が確立された予防策。発癌性物質への曝露回避(タバコの煙・農薬・タール・特定の合成樹脂)、適正体重維持、抗酸化物質を含むバランスの取れた食事、紫外線過剰曝露の回避が予防に寄与する。定期的健康診断(触診・画像診断・血液検査)による早期発見が最も実効性ある予防策。発癌性ウイルス予防(FeLV ワクチン)も重要。
予後
境界明瞭な皮下脂肪腫は外科切除で再発<5%・予後良好。セキセイインコの脂肪腫は中高齢メスに多く、ヨウ素不足の甲状腺腫との鑑別必要。低脂肪ペレット食+飛翔運動で進展抑制。
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