精巣腫瘍(ろう膜変色)(インコ)
概要
インコにおける腫瘍性の生殖器系疾患。精巣腫瘍(ろう膜変色)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
精巣腫瘍。セキセイインコの高齢雄に好発。蝋膜の色変化が最初の臨床症状。
病態生理
精巣腫瘍(セルトリ細胞腫が最多)→エストロゲン産生→雄の蝋膜が青→褐色に変化。雌性化。腹部膨満。
治療
【インコにおける精巣腫瘍(ろう膜変色)(インコ)】 精巣腫瘍(ろう膜変色)(インコ)は腫瘍の組織学的型・グレード・局在・転移有無で治療方針が大きく変わる。確定診断は針生検またはincisional biopsyで取得し、TNM分類でステージングを完了。 外科的完全切除が可能なら広範マージン外科的切除を第一選択(推奨マージン2-3cm、攻撃的肉腫・MCT高グレードは3-5cm、種・部位・組織型で調整)。 切除不能例・残存例には化学療法(プロトコルは腫瘍型別、リンパ腫はCHOP、肥満細胞腫はビンブラスチン+プレドニゾロン等)または緩和的放射線療法。 オーナーの治療希望・予算・インコのQOLを総合判断し、緩和ケア選択肢も提示する。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはインコの専門医紹介を考慮する。
予防
蝋膜の色変化を伴う高齢雄は精巣腫瘍を疑う。外科的切除は困難。
予後
インコにおける精巣腫瘍(ろう膜変色)の予後は組織型・悪性度・臨床ステージ・転移の有無・治療反応性により大きく異なる。確定診断(細胞診・病理組織検査)と病期診断(画像・所属リンパ節評価)に基づき、外科・化学療法・放射線療法を組み合わせた治療方針を決定する。早期診断・早期介入が予後改善の鍵となる。
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