腸管平滑筋肉腫
概要
腸壁の悪性平滑筋腫瘍で、閉塞、出血、転移を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
ハリネズミにおける腸管平滑筋肉腫の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
ハリネズミにおける腸管平滑筋肉腫の原因: 腸壁の悪性平滑筋腫瘍で、閉塞、出血、転移を引き起こします。
病態生理
腸管平滑筋肉腫はハリネズミにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
腸管平滑筋肉腫の診断は、慢性体重減少・血便・食欲低下・腹部腫瘤触知を認める3歳以上のハリネズミで疑う。ハリネズミは高齢期の腫瘍発生率が30-50%と非常に高く、消化管腫瘍も多い。イソフルラン鎮静下で腹部触診・超音波検査を実施し、腸管壁の腫瘤・リンパ節腫大を評価する。穿刺吸引細胞診で紡錘形細胞を確認する。確定診断は外科的切除後の病理組織検査・免疫組織化学(SMA・desmin陽性)による。腹部X線・CTで転移検索を行う。
治療
ハリネズミにおける腸管平滑筋肉腫の治療: 腫瘍の評価(病理組織検査)に基づく治療計画。外科的切除が可能な場合は第一選択。術後の疼痛管理と栄養サポート。化学療法は腫瘍の種類に応じて検討。緩和ケア(疼痛管理・QOL維持)。
予防
腸管平滑筋肉腫の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
腸管平滑筋肉腫の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
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