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ハリネズミ (Hedgehog) 腫瘍 中等度

副腎皮質腫瘍

Adrenal Cortical Tumor / 副腎皮質腫瘍

概要

過剰コルチゾール産生によるクッシング様徴候を引き起こす副腎皮質の腫瘍です。

主な症状

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臨床徴候

ハリネズミにおける副腎皮質腫瘍の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。

原因

ハリネズミにおける副腎皮質腫瘍の原因: 過剰コルチゾール産生によるクッシング様徴候を引き起こす副腎皮質の腫瘍です。

病態生理

副腎皮質腫瘍はハリネズミにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。

診断

副腎皮質腫瘍の診断は、3歳以上のハリネズミで腹部膨満・多飲多尿・脱毛・体重変化を認めた場合に疑う。丸まり防御のためイソフルラン鎮静下で腹部触診・超音波検査を実施し、副腎サイズ・形態を評価する。血液検査でコルチゾール値・電解質異常を確認し、対側副腎の萎縮有無も評価する。ハリネズミは3歳以降の腫瘍発生率が30-50%と高く、副腎腫瘍は比較的多い。CTによる転移検索も考慮する。確定診断は外科的摘出後の病理組織検査による。

治療

ハリネズミの副腎皮質腫瘍: 片側性副腎腫瘍にはイソフルラン麻酔下での副腎摘出術。クッシング様徴候が重度な場合は術前にコルチゾール過剰を安定化。腹部超音波で腫瘍サイズ・血管浸潤・対側副腎を評価。小型体格のため副腎摘出は技術的に困難。手術不適応例にはトリロスタン(0.5-2mg/kg PO SID)の内科的管理。術後メロキシカム(0.2mg/kg PO SID)で疼痛管理。術後の電解質・コルチゾールモニタリング。

予防

副腎皮質腫瘍の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。

予後

副腎皮質腫瘍の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 イソフルラン

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