肝臓腫瘍(一般)
概要
肝細胞腺腫、胆管癌、転移性疾患を含む様々な肝臓腫瘍です。
主な症状
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臨床徴候
ハリネズミにおける肝臓腫瘍(一般)の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
ハリネズミにおける肝臓腫瘍(一般)の原因: 肝細胞腺腫、胆管癌、転移性疾患を含む様々な肝臓腫瘍です。
病態生理
肝臓腫瘍(一般)はハリネズミにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
肝臓腫瘍の診断は、食欲不振・体重減少・腹部膨満・黄疸を呈するハリネズミで疑う。3歳以上のハリネズミは腫瘍発生率が30-50%と非常に高く、肝臓は好発部位の一つである。イソフルラン鎮静下で腹部触診・超音波検査を実施し、肝臓のサイズ・結節・エコー輝度変化を評価する。血液検査で肝酵素(ALT・AST・ALP)・ビリルビン・アルブミンを測定する。穿刺吸引細胞診で腫瘍細胞の種類を推定し、確定診断は外科生検の病理組織検査で行う。
治療
ハリネズミの肝臓腫瘍(一般): 孤立性・限局性肝腫瘤にはイソフルラン麻酔下での部分肝切除または肝葉切除。術前に腹部超音波・胸部X線・血液化学検査(ALT, ALP, アルブミン, 胆汁酸)でステージング。病理組織学的分類(肝細胞腺腫 vs 癌 vs 胆管癌 vs 転移性)のための生検。補助化学療法のエビデンスは限定的。緩和ケア: メロキシカム(0.2mg/kg PO SID)、肝保護剤(SAMe)、栄養サポート。
予防
肝臓腫瘍(一般)の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
肝臓腫瘍(一般)の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
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