脳腫瘍
概要
進行性の神経学的兆候を引き起こす頭蓋内腫瘍です。
主な症状
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臨床徴候
ハリネズミにおける脳腫瘍の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
ハリネズミにおける脳腫瘍の原因: 進行性の神経学的兆候を引き起こす頭蓋内腫瘍です。
病態生理
脳腫瘍はハリネズミにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
神経学的検査で局所性神経徴候(旋回運動・頭部傾斜・痙攣・視力障害)を評価。頭部MRI/CTで腫瘤の位置・大きさ・造影効果を確認。CSF分析で異常細胞・蛋白上昇を確認。血液検査で全身状態・傍腫瘍症候群を評価。ハリネズミは3歳以上で腫瘍発生率が30-50%と非常に高く、脳腫瘍も比較的多い。WHSとの鑑別が重要で、WHSは左右対称性の後肢からの進行であるのに対し、脳腫瘍は局所性・非対称性の神経徴候を呈する。
治療
ハリネズミの脳腫瘍: 外科的アクセスが困難なため主に緩和的治療。プレドニゾロン(1-2mg/kg PO SID)で腫瘍周囲浮腫と神経症状を軽減。抗てんかん薬: レベチラセタム(20-30mg/kg PO BID-TID)またはフェノバルビタール(2-5mg/kg PO BID)で発作コントロール。疼痛管理: メロキシカム(0.2mg/kg PO SID)、トラマドール(2-5mg/kg PO BID)。小さい頭蓋サイズと麻酔リスクの高さから外科的切除はほぼ不可能。支持的看護と栄養サポート必須。
予防
脳腫瘍の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
脳腫瘍の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
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