副腎疾患
概要
副腎機能障害によるホルモン異常で、腫瘍性または過形成性のことがあります。
主な症状
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臨床徴候
ハリネズミにおける副腎疾患の臨床徴候は病態と進行段階により異なる。慢性腎臓病: 多飲多尿・体重減少・食欲不振・嘔吐・口臭・脱水(早期は無症候)。急性腎障害: 無尿/乏尿・嘔吐・元気消失・電解質異常。下部尿路疾患(FLUTD/FIC): 頻尿・排尿困難・血尿・排尿時痛・不適切排尿、雄では尿閉(緊急)。尿路感染: 頻尿・血尿・濁尿・発熱(腎盂腎炎時)。
原因
ハリネズミにおける副腎疾患の原因: 副腎機能障害によるホルモン異常で、腫瘍性または過形成性のことがあります。
病態生理
副腎疾患はハリネズミにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
副腎疾患の診断は、脱毛(特に体幹部)・多飲多尿・腹部膨満・嗜眠を呈するハリネズミで疑う。丸まり行動のためイソフルラン鎮静下で腹部触診を行い、超音波検査で副腎の腫大・結節を評価する。血液生化学検査でコルチゾール・電解質を測定する。3歳以上では腫瘍性変化(腺腫・腺癌)の可能性が高く、良性・悪性の鑑別には外科的摘出と病理組織検査が必要である。甲状腺疾患・腎疾患との鑑別も重要である。
治療
ハリネズミにおける副腎疾患の治療: 腫瘍の評価(病理組織検査)に基づく治療計画。外科的切除が可能な場合は第一選択。術後の疼痛管理と栄養サポート。化学療法は腫瘍の種類に応じて検討。緩和ケア(疼痛管理・QOL維持)。
予防
副腎疾患の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
副腎疾患の予後: 早期治療で予後良好。再発予防には食事管理と定期検査が重要。閉塞性疾患は緊急対応で予後改善。慢性腎疾患はステージにより予後が異なる。
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