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ハムスター (Hamster) 腫瘍 中等度

肥満細胞腫

Mast Cell Tumor / 肥満細胞腫

概要

皮膚の肥満細胞の腫瘍で、ヒスタミンを放出し局所炎症と全身性影響を引き起こすことがあります。

主な症状

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臨床徴候

ハムスターにおける肥満細胞腫の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。

原因

ハムスターにおける肥満細胞腫の原因: 皮膚の肥満細胞の腫瘍で、ヒスタミンを放出し局所炎症と全身性影響を引き起こすことがあります。

病態生理

肥満細胞腫はハムスターにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。

診断

皮膚腫瘤のFNA細胞診で特徴的なメタクロマジー顆粒を含む肥満細胞を確認(Diff-Quik/トルイジンブルー染色)。切除生検・病理組織検査で腫瘍グレード・マージンを評価。CBC(末梢血中肥満細胞の有無・好酸球増多)・血液生化学。腹部超音波で脾臓・肝臓の腫大(全身性肥満細胞症の評価)。鑑別:組織球腫、リンパ腫、脂肪腫。ハムスターの皮膚腫瘍は高齢個体に好発。完全切除が第一選択。

治療

十分なマージンでの外科的切除が第一選択。ハムスターの皮膚肥満細胞腫は良性のことが多い。術後メロキシカム1-2 mg/kg PO q24h。ジフェンヒドラミン1-2 mg/kg PO q12hでヒスタミン関連症状を緩和。病理組織検査でグレーディング。低グレード腫瘍の予後は一般に良好。

予防

肥満細胞腫の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。

予後

肥満細胞腫の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。

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