ハーダー腺腫瘍
Harderian Gland Tumor / ハーダー腺腫瘍
概要
ハーダー腺(後眼窩涙腺)の腫瘍で、進行性の眼球突出を引き起こします。
主な症状
眼球突出
眼脂
顔面腫脹
眼周囲の赤色分泌物
原因
ハムスターにおけるハーダー腺腫瘍の原因: ハーダー腺(後眼窩涙腺)の腫瘍で、進行性の眼球突出を引き起こします。
病態生理
ハーダー腺腫瘍はハムスターにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
治療
眼球摘出術(腺の完全切除を含む)が標準的治療。術後メロキシカム1-2 mg/kg PO q24hで疼痛管理。摘出組織の病理組織検査。術前に眼窩超音波またはCTで腫瘍の範囲を評価。完全切除が達成できれば予後はまずまず。
予防
ハーダー腺腫瘍の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
ハーダー腺腫瘍の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
腫瘍の他の疾患(ハムスター)
VetDictでハムスターの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。