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その他エキゾチック (Exotic Other) その他 緊急

狂犬病(エキゾチック哺乳類)

Rabies (Exotic Mammal) / 狂犬病(エキゾチック哺乳類)

概要

中枢神経系を侵す致死的リッサウイルス感染症。重大な人獣共通感染症。届出疾病。

主な症状

攻撃性 流涎 運動失調 麻痺 痙攣 自傷行為 突然死

原因

外力(落下、衝突、圧迫、咬傷、鋭利物による切創)による組織の物理的損傷が直接的原因である。不適切な飼育環境(狭小・過度に高い構造物、鋭利な突起物、滑りやすい床面)、他動物との闘争、不注意な取り扱い、逃走時の事故が受傷の主要な状況として挙げられる。幼若動物や骨密度低下状態の個体では損傷が重症化しやすい。

病態生理

病原体が宿主の防御機構を突破して組織に定着すると感染が成立する。病原体の毒素産生、組織侵入、細胞内寄生により直接的な組織障害が生じる。同時に宿主の免疫応答(炎症反���・補体活性化・サイトカインカスケード)が活性化されるが、過剰な免疫応答自体が組織損傷の原因となる場合がある。全身性炎症反応症候群(SIRS)から敗血症性ショック・多臓器不全への進行が最も危険な病態である。

治療

診断に基づく適切な内科的または外科的治療、輸液療法を含む支持療法、疼痛管理、栄養サポート、治療反応の定期的モニタリング。

予防

適切なワクチネーションプログラムの実施、衛生的な飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間の設定が基本的予防策である。過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力の維持、ストレス軽減も重要である。感染動物との接触を避け、汚染された器具や環境の消毒を徹底する。定期的な健康診断による早期発見と早期治療が蔓延防止に不可欠である。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

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