鼓脹症
概要
胃内のガス蓄積により膨満と痛みが生じる。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける鼓脹症の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。
原因
デグーにおける鼓脹症の原因: 胃内のガス蓄積により膨満と痛みが生じる。
病態生理
鼓脹症はデグーにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
診断
急性の腹部膨満・呼吸困難・疼痛から臨床的に疑う。腹部X線で胃の著明な拡張・ガス貯留を確認し、腸管の配置異常も評価。腹部超音波で胃壁の状態・腸管蠕動を確認。CBC・血液生化学で脱水・電解質異常・乳酸上昇(組織虚血)を評価。血糖値(正常値50-100 mg/dL)で低血糖・ショックの合併を確認。血液ガス分析で代謝性アシドーシスを評価。デグーでは発酵性の高い食餌(糖分含有食・穀類過剰)が鼓脹症の主因であり、食餌内容の詳細聴取が必須。緊急の胃管挿入・減圧を考慮
治療
デグーにおける鼓脹症の緊急治療: 重度の腹部膨満には25G針による経皮的ガス減圧。シメチコン経口投与(消泡剤)。皮下補液(温めた乳酸リンゲル液、体重の3-4%量)で循環維持。鎮痛としてメロキシカム1-2mg/kg SC SID。保温(24-26℃)と静かな環境に安置。腹部レントゲンでガス分布・閉塞の評価。回復期は消化管運動促進薬(メトクロプラミド0.5mg/kg SC q8h)を検討。シリンジによる強制給餌(草食動物用流動食)。再発防止のため高繊維食(チモシー主体)への食事改善、発酵性の高い食物(糖分の多い野菜・果物)の制限。再発をモニタリング。
予防
鼓脹症の予防: 適切な食事管理(急激な食事変更を避ける)。繊維質の適切な摂取。異物誤食の予防。定期的な糞便検査。
予後
鼓脹症の予後: 急性消化器疾患は多くが治療に良好に反応。閉塞性疾患は早期外科介入で予後良好。慢性疾患は食事管理で長期管理可能。
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