盲腸嵌頓
概要
脱水や低繊維食による乾燥した内容物の盲腸嵌頓です。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける盲腸嵌頓の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。
原因
デグーにおける盲腸嵌頓の原因: 脱水や低繊維食による乾燥した内容物の盲腸嵌頓です。
病態生理
盲腸嵌頓はデグーにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。
診断
腹部触診で盲腸の膨大・硬結を評価。腹部X線で盲腸内の内容物貯留・ガス像を確認。腹部超音波で盲腸壁の状態・蠕動運動の有無を評価。CBC・血液生化学(電解質異常・BUN上昇・低血糖)で脱水・全身状態を確認。食欲低下・糞便減少・腹部膨満・疼痛姿勢が主要臨床徴候。デグーは盲腸発酵動物であり、繊維不足の食餌(干し草不足・穀物過剰)が嵌頓の主因。食餌内容の詳細聴取が診断・治療・再発予防の鍵となる。
治療
【緊急管理】盲腸嵌頓は致死的になりうる緊急状態。(1) 積極的な水分補給: 皮下補液 — 加温LRS 60-100 mL/kg/日を6-8時間ごとに分割。重度脱水: IVアクセス。経口補水も可能なら併用。(2) 消化管運動促進: メトクロプラミド0.5 mg/kg PO/SC q8-12h(X線で完全閉塞を除外後のみ)。シサプリド0.5-1 mg/kg PO q8-12h。シメチコン1-2 mL/kg PO q8h。(3) 食事管理: チモシー牧草の無制限提供。食欲がなければクリティカルケアのシリンジ給餌(水分を多めに混合)。(4) 疼痛管理: メロキシカム1-2 mg/kg PO/SC q24h。ブプレノルフィン0.05-0.1 mg/kg SC q8-12h。(5) 腹部マッサージ。(6) 温生理食塩水浣腸: 5-10mLを軟質カテーテルで(腸壁が脆弱なため極度の注意)。外科は体サイズと麻酔リスクにより稀。経口βラクタム系は禁忌。
予防
チモシー牧草の常時無制限提供(繊維が盲腸運動を駆動)。新鮮な水の常時提供(複数の水源)。糖分/果物/でんぷん質おやつ禁忌。定期的な運動。脱水回避。毎日の糞便量モニタリング。
予後
盲腸嵌頓の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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