副鼻腔炎
概要
細菌・真菌・ウイルスによる眼窩下洞の炎症。
主な症状
原因
鳥における副鼻腔炎の原因: 感染性病原体(ウイルス、細菌、真菌)、環境刺激物(粉塵、アンモニア)、アレルギー反応、異物誤嚥、解剖学的異常による呼吸器疾患。換気不良がリスクを高める。
病態生理
副鼻腔炎は鳥における呼吸器疾患である。気道、肺実質、または胸膜腔の炎症、閉塞、または機能障害を伴う。ガス交換の障害により低酸素血症および高炭酸ガス血症の可能性がある。炎症性滲出液、粘液蓄積、構造変化が有効な換気を低下させる。代償性頻呼吸により呼吸仕事量と代謝要求が増加する。重症例は呼吸不全に進行し緊急介入が必要となりうる。
治療
鳥における副鼻腔炎の治療: 細菌性: エンロフロキサシン10-15mg/kg PO/IM q12h×10-14日間。マイコプラズマ疑い: ドキシサイクリン25-50mg/kg PO q12h×21-45日間。副鼻腔洗浄: 温めた滅菌生理食塩水+エンロフロキサシン希釈液を25G針で眼窩下洞に注入、慢性例ではq24-48h。真菌性: イトラコナゾール5-10mg/kg PO q12h×14-30日間。ネブライゼーション: F10 1:250またはゲンタマイシン50mg/10mL生食、15-20分 q12h。ビタミンA欠乏(一般的な基礎原因): ビタミンA 20,000IU/kg IM単回投与後、ペレット食+βカロテン豊富な野菜に食事変更。鎮痛: メロキシカム0.5-1.0mg/kg PO/IM q12h。支持療法: 保温28-30℃、環境中の粉塵・アンモニア低減。副鼻腔滲出液の培養感受性試験で標的治療。内科管理に反応しない乾酪性副鼻腔栓は全身麻酔下での外科的デブリードマン。
予防
副鼻腔炎の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
副鼻腔炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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