← トップへ戻る
鳥 (Bird) その他 中等度

コクロソーマ症

Cochlosomosis / コクロソーマ症

概要

コクロソーマ・アナティス鞭毛虫による腸管感染で、フィンチに慢性下痢を引き起こす。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示す鳥の他の疾患を確認できます

原因

鳥におけるコクロソーマ症の原因: コクロソーマ・アナティス鞭毛虫による腸管感染で、フィンチに慢性下痢を引き起こす。

病態生理

鳥のコクロソーマ症は臨床的に重要な疾患で、寄生虫(線虫・条虫・吸虫・原虫・外部寄生虫)の感染が直接的な原因である。感染経路には経口摂取、経皮侵入、節足動物媒介、中間宿主の捕食など極めて多様な様式がある。過密飼育、衛生管理不良、免疫抑制、定期的な予防管理が重要。病態の進行は原因と宿主の免疫状態に依存する。早期発見・早期治療が予後改善の鍵。

治療

コクロソーマ症の治療: ロニダゾール6-10mg/kg PO q24h×6-10日間がコクロソーマ・アナティスに最も有効。代替としてメトロニダゾール25-50mg/kg PO q12h×7-10日間。フィンチの群れでは投薬水を介して全羽を同時に治療。脱水にはSC輸液(温乳酸リンゲル50-100mL/kg/日)。食欲不振・重度衰弱時は鳥用ハンドフィーディングフォーミュラで素嚢給餌。ビタミンA 20,000IU/kg IM単回投与で粘膜免疫を支持。ビタミンB群の補給。有意な腸管炎症にはメロキシカム0.5mg/kg PO q12h。厳格な衛生管理: ケージの徹底消毒、毎日の水・餌皿洗浄、糞便汚染の除去。治療完了1週間後に糞便直接塗抹で寄生虫消失を確認。過密飼育とストレスへの対処 — フィンチ飼鳥舎での一般的な素因。新しい鳥は導入前に検疫。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌

予防

コクロソーマ症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

コクロソーマ症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 メトロニダゾール 💊 メロキシカム 💊 ロニダゾール

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

その他の他の疾患(鳥)

鳥の全疾患を見る →

VetDictで鳥の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

腸炎 (共通5症状) コクシジウム症 (共通5症状) 腎炎 (共通4症状) アトキソプラズマ症 (共通4症状) ヘキサミタ症 (共通4症状) 鳥類コクシジウム症(アイメリア属) (共通4症状) 鳥腎炎ウイルス感染症 (共通4症状) ブラキスピラ感染症(鳥類腸管スピロヘータ症) (共通4症状)
📋 鳥の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。