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鳥 (Bird) 神経 重度

PDD神経型

PDD Neurological Form / PDD神経型

概要

鳥ボルナウイルスの中枢神経系症状で、脳炎および神経障害を引き起こす。

主な症状

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臨床徴候

鳥におけるPDD神経型の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。

原因

鳥におけるPDD神経型の原因: 鳥ボルナウイルスの中枢神経系症状で、脳炎および神経障害を引き起こす。

病態生理

鳥ではボルナウイルスに対する免疫介在性のリンパ形質細胞性神経炎が、消化管の自律神経叢(特に前胃・腺胃・筋胃のミエンテリック神経叢)に生じ、消化管運動を障害する。前胃・腺胃の拡張と未消化物の停滞・通過障害により、未消化種子の排泄・削痩・嘔吐をきたす。中枢神経に及ぶと運動失調・振戦・発作などの神経症状を呈する。

診断

神経学的検査で運動失調・頭部振戦・痙攣・失明・固有受容覚障害を系統的に評価。ABV(Avian Bornavirus/PaBV)PCR検査(排泄腔スワブ・血液)でウイルスを検出。抗PaBV抗体(ELISA/IFA)の測定。CBC(採血量≤体重の1%)でリンパ球変動を評価。そのう生検で筋層間神経叢のリンパ球性神経節神経炎を確認(感度約60-70%)。頭部CT/MRIで脳実質変化を検索。鳥類のPDD神経型は大型オウム目に好発し、消化管型症状なしに神経症状のみで発症することがある

治療

【鳥におけるPDD神経型】 PDD神経型は鳥における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は鳥専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 具体的な薬剤目安: Celecoxib 10-20 mg/kg PO、Meloxicam 0.5 mg/kg PO。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。

予防

PDD神経型の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。

予後

PDD神経型の予後: 原因により予後が大きく異なる。炎症性疾患は治療に反応する場合がある。変性性疾患は進行性で予後要注意〜不良。

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