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💊 フィルグラスチム(遺伝子組換えヒトG-CSF)

Filgrastim (rhG-CSF) / フィルグラスチム(遺伝子組換えヒトG-CSF)

作用機序

遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー刺激因子。好中球前駆細胞の増殖・分化・骨髄からの放出を刺激し、24-72時間で末梢好中球数を上昇させる。重度好中球減少症(化学療法性・パルボウイルス性・免疫介在性・中毒性)に用いる。ヒト由来の異種蛋白のため、犬猫では投与約2-3週間で中和抗体が形成され、内因性G-CSFと交差反応して遷延性好中球減少を起こしうる — 投与は短期間に限定すること。

Recombinant human granulocyte colony-stimulating factor. Stimulates proliferation, differentiation and marrow release of neutrophil precursors, raising circulating neutrophil counts within 24-72 h. Used for severe neutropenia (chemotherapy-induced, parvoviral, immune-mediated, toxic). Because it is a heterologous human protein, dogs and cats form neutralising antibodies after ~2-3 weeks of dosing that cross-react with endogenous G-CSF and can cause persistent neutropenia — courses must stay short.

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Dog
✓ 可 重度好中球減少(<1,000/µL): 5 µg/kg 皮下 24時間毎、好中球回復まで(化学療法性では通常3-5日)— 抗体形成のため約2週間を超えないこと。パルボウイルス性好中球減少: 同用量。生存率改善のエビデンスは限定的(Duffy 2010)— 重度・遷延例に限って使用。 CBCを24-48時間毎にモニタし、好中球>3,000/µLで中止。化学療法中は細胞傷害薬投与の前後24時間以内の投与を避ける(刺激された前駆細胞が薬剤感受性になる)。

Cat
✓ 可 重度好中球減少(メチマゾール副反応・化学療法性・免疫介在性): 5 µg/kg 皮下 24時間毎、回復まで。抗体形成は猫でも起こるため2週間未満の短期投与に留める。
フェレット
Ferret
✓ 可 高エストロジェン血症性汎血球減少の補助: 5 µg/kg 皮下 24時間毎。根本治療(デスロレリンインプラント・原因摘出)と輸血支持療法に併用する。

主な副作用

  • ⚠️ 骨痛(骨髄拡大による)。注射部位反応。長期投与で脾腫。中和抗体形成 → 長期投与後の遷延性好中球減少

禁忌・注意

🚫 約2週間を超える投与は不可(異種蛋白 — 抗体介在性好中球減少)。発熱性好中球減少症では抗菌薬の代替にならない。骨髄性白血病では禁忌(腫瘍クローンを刺激)

薬物相互作用

併用薬影響
Cytotoxic chemotherapy細胞傷害性化学療法とは24時間以上あける — G-CSFで刺激された前駆細胞は薬剤感受性が高まる

この薬が使われる疾患

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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
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