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リクガメ (Tortoise) その他 中等度

脱皮不全

Dysecdysis (Retained Shed) / 脱皮不全

概要

低湿度環境のリクガメで四肢や尾の脱皮が不完全になる状態です。

主な症状

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臨床徴候

リクガメにおける脱皮不全の臨床徴候はホルモン異常または代謝障害の種類により特異的パターンを示す。糖尿病: 多飲多尿・多食・体重減少。甲状腺機能亢進: 体重減少・多食・多動・心拍数上昇。クッシング症候群: 腹部膨満・脱毛・多飲多尿・薄い皮膚。アジソン病: 元気消失・嘔吐・下痢・電解質異常。低血糖: 振戦・痙攣・意識低下。早期は無症候性に進行することが多く、定期的内分泌スクリーニングが早期発見の鍵。

原因

リクガメにおける脱皮不全の原因: リクガメにおける代謝性の皮膚疾患。脱皮不全は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

脱皮不全はリクガメにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

診断

視診でリクガメの甲板・四肢・頸部に残存する脱皮片を確認。甲板の異常剥離(過剰脱落 vs 異常蓄積)のパターンを評価。飼育環境歴聴取:湿度不足(適正種により40-80%)、温浴頻度、UVB照射状況。基礎疾患スクリーニング:血液生化学(甲状腺機能・肝機能・iCa)、CBC(ヘテロフィル増多→二次感染)。四肢指趾の絞扼性壊死(残存皮膚による血流遮断)の有無を確認。甲羅腐敗・真菌感染・ビタミンA欠乏との鑑別が必要。

治療

リクガメにおける脱皮不全の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。

予防

脱皮不全の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

脱皮不全の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

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