犬・猫による咬傷
概要
捕食動物の攻撃による甲羅骨折と軟部組織損傷。
主な症状
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臨床徴候
リクガメにおける犬・猫による咬傷の臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
リクガメにおける犬・猫による咬傷の原因: 捕食動物の攻撃による甲羅骨折と軟部組織損傷。
病態生理
犬・猫による咬傷はリクガメにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。
診断
甲羅・四肢・頭部の視診で咬傷・裂傷・圧砕傷の範囲と深達度を評価。甲羅の亀裂・破砕の程度を詳細に記録(甲羅図にマッピング)。X線で骨折・甲羅の構造的損傷・体腔内出血を確認。超音波で内臓損傷・体腔液貯留を評価。創部の細菌培養・感受性試験(Pasteurella等の口腔内常在菌による二次感染リスク)。CBC(急性出血→PCV低下、ヘテロフィル増多→感染)・血液生化学で全身状態を評価。受傷からの経過時間が予後に影響するため聴取必須。
治療
リクガメにおける犬・猫による咬傷の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。
予防
犬・猫による咬傷の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。
予後
犬・猫による咬傷の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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