マイコプラズマ肺炎
概要
マイコプラズマ属による慢性呼吸器感染で、根絶が困難です。
主な症状
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臨床徴候
フクロモモンガにおけるマイコプラズマ肺炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
フクロモモンガにおけるマイコプラズマ肺炎の原因: マイコプラズマ属による慢性呼吸器感染で、根絶が困難です。
病態生理
フクロモモンガのマイコプラズマ肺炎はMycoplasma spp.による下部気道感染。マイコプラズマは細胞壁を持たない最小の自己複製性細菌で、気道上皮に付着→繊毛破壊→粘液繊毛クリアランス破綻→二次細菌感染の素因。フクロモモンガは体格が小さく(100-160g)、呼吸器予備能が限られる。ストレス(不適切な温度、単独飼育、栄養不良)が発症の引き金。臨床徴候:努力性呼吸、鼻汁、くしゃみ、食欲不振。有袋類は胎盤動物と免疫系が異なり、感染への応答パターンが違う可能性がある (Booth RJ. 2003)。
診断
聴診で異常呼吸音(捻髪音・喘鳴)を確認。胸部X線で間質性〜肺胞性パターンの肺浸潤影を評価。気管洗浄液・鼻腔スワブのPCRでMycoplasma属を同定(培養は困難で時間を要する)。CBC(白血球増多・左方移動)で細菌性肺炎との混合感染を確認。血液生化学で全身状態を評価。鼻汁・くしゃみ・開口呼吸・活動性低下が主要臨床徴候。フクロモモンガは呼吸器が小さく、肺炎が急速に重篤化するため早期治療介入が重要。
治療
フクロモモンガにおけるマイコプラズマ肺炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
マイコプラズマ肺炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
マイコプラズマ肺炎の予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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