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オウム (Parrot) 感染症 重度

下部気道感染(Parrot)

Lower Respiratory Tract Infection / 下部気道感染(Parrot)

概要

オウムにおける細菌性の呼吸器系疾患。下部気道感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

食欲不振 下痢 頭振り 無気力 鼻汁 呼吸困難 副鼻腔炎 くしゃみ

原因

オウムにおける細菌性の呼吸器系疾患。下部気道感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

オウムにおける細菌性の呼吸器系疾患。下部気道感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

治療

【オウム類の下部気道感染症】■病態: Aspergillus fumigatus(最重要—大型オウムで多い)。細菌性気嚢炎。■治療: Aspergillus: イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q12h×6-12週。アムホテリシンB ネブライゼーション 1 mg/mL q12h。ボリコナゾール 10-12 mg/kg PO q12h(難治性)。細菌性: エンロフロキサシン 15 mg/kg PO q12h。酸素。保温。■予後: Aspergillus→慎重(再発多い)。■参考文献: Harrison & Lightfoot 2006; Beernaert et al. 2010; Speer 2016

予防

清潔で乾燥した飼育環境の維持が基本的予防策である。感染動物との直接接触の回避、汚染された環境の徹底的な消毒、過密飼育の回避が重要である。免疫抑制状態にある動物では特に注意が必要であり、長期ステロイド投与中は真菌感染のリスクが上昇する。新規導入動物の検疫と皮膚糸状菌培養検査の実施が集団発生の予防に有効である。

予後

予後は真菌の種類、感染部位、宿主の免疫状態、治療への反応性に依存する。表在性真菌感染は適切な抗真菌療法により予後良好であるが、深在性・全身性真菌感染では治療が長期化し予後が慎重となる。免疫抑制動物では治療反応が乏しく再発率が高い。完全な治癒には数週間から数ヶ月の継続治療が必要であり、培養陰性化の確認が治療終了の指標となる。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 イトラコナゾール 💊 アムホテリシンB 💊 ボリコナゾール

※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます

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