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インコ (Parakeet) その他 中等度

リボフラビン欠乏症

Riboflavin Deficiency / リボフラビン欠乏症

概要

リボフラビン(B2)欠乏による若鳥の巻き趾麻痺。

主な症状

巻き趾 皮膚炎 脚力低下 成長不良

原因

インコにおけるリボフラビン欠乏症の原因: リボフラビン(B2)欠乏による若鳥の巻き趾麻痺。

病態生理

リボフラビン欠乏症はインコにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。

治療

リボフラビン(B2)補給: 0.5-1 mg/kg PO q24hまたはB群ビタミンを飲水に添加。若齢ヒナの典型的症状: 「巻き趾麻痺」— 末梢神経障害により趾が内側に巻く。成鳥: 皮膚炎、羽毛の質低下、脱力。補給への反応は迅速 — 48-72時間の改善で診断確定。食事矯正: ペレット食への転換(B2含量十分)。B2豊富な食品: 葉物野菜(ブロッコリー、ほうれん草)、卵、乳製品(少量)。若齢ヒナの巻き趾変形は生後1-2週間以内に治療しないと永久的になる — 早期介入が重要。理学療法: 永久拘縮予防のための穏やかな趾伸展運動。早期開始すれば若齢ヒナの巻き趾に副子固定も有効。若鳥の脚脱力の他の原因を除外: カルシウム欠乏、代謝性骨疾患、ウイルス感染(ポリオーマウイルス)。B2は光で分解 — サプリメントは暗い容器で保存。参考文献: McDonald 2006, Koutsos et al. 2001。

予防

リボフラビン欠乏症の予防には全ての栄養要求を満たす種に適した食事設計、単一食品のみの食事の回避、獣医師との定期的な食事内容の見直し、必要時の適切なサプリメンテーション、種固有の栄養ニーズに関する知識が必要である。

予後

リボフラビン欠乏症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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