側頭腺障害(イグアナ)
概要
イグアナの鼓室下板・側頭腺の過形成または感染です。
主な症状
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臨床徴候
トカゲにおける側頭腺障害(イグアナ)の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
トカゲにおける側頭腺障害(イグアナ)の原因: イグアナの鼓室下板・側頭腺の過形成または感染です。
病態生理
側頭腺障害(イグアナ)はトカゲにおける血液・全身性疾患である。正常な血球産生、機能、または破壊の障害を伴う病態生理を有する。骨髄障害、脾臓隔離、消費性凝固障害、末梢破壊機構が関与しうる。酸素運搬能の低下(貧血)、止血不全(血小板減少症、DIC)、異常な細胞増殖(多血症)により組織灌流と臓器機能が障害される。肝、腎、心血管系の二次的臓器障害が発生しうる。
診断
グリーンイグアナの側頭部(鼓膜直下)の視診で側頭腺(subtympanic shield/temporal gland)の腫脹・変色・硬化を確認。正常な側頭腺は丸い鱗状構造だが、過形成・膿瘍では著明に腫大。FNA(穿刺吸引細胞診)で膿瘍内容物vs過形成組織を鑑別。細菌培養・感受性試験。X線・CTで鼓室骨への波及・骨溶解を評価。血液生化学(Ca→腎二次性上皮小体機能亢進症との関連、UA→腎機能)。CBC(ヘテロフィル増多→感染)。イグアナ科特有の構造であり他のトカゲ種では発症しない。
治療
【トカゲにおける側頭腺障害(イグアナ)】 側頭腺障害(イグアナ)はトカゲにおける正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例はトカゲ専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはトカゲの専門医紹介を考慮する。
予防
側頭腺障害(イグアナ)の予防には全血球計算を含む定期的な健康モニタリング、既知のトリガー(毒素、感染性病原体)への曝露の最小化、適切なワクチン接種と寄生虫予防、血液学的副作用が知られる薬剤の回避、粘膜蒼白、点状出血、原因不明の無気力などの初期徴候に対する迅速な獣医学的対応が含まれる。
予後
側頭腺障害(イグアナ)の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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