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ハリネズミ (Hedgehog) 感染症 中等度

細菌性針毛包炎

Bacterial Quill Folliculitis / 細菌性針毛包炎

概要

針毛包の細菌感染で、針の脱落と針基部の有痛性膿疱を引き起こします。

主な症状

疼痛 針基部の膿疱 針の脱落 針基部の腫脹

原因

皮膚糸状菌(Microsporum canis、Trichophyton mentagrophytes等)の感染が原因である。感染動物との直接接触、汚染環境中の関節胞子(アルスロスポア)への曝露が主要な感染経路である。幼若・高齢・免疫不全個体で感受性が高い。高温多湿環境、過密飼育、皮膚の微小外傷が発症を促進する。人獣共通感染症である。

病態生理

免疫寛容の破綻により自己反応性リンパ球が活性化し、正常組織を攻撃する。II型過敏反応では自己抗体が細胞表面抗原に結合し補体依存性溶解やADCCを惹起する。III型では免疫複合体が血管壁や組織に沈着し炎症を誘導する。IV型ではCD4+/CD8+ T細胞が直接的な組織破壊を引き起こす。��性炎症によるエピトープスプレッディングが標的臓器の拡大と疾患の進行を促進する。

治療

培養感受性試験に基づく適切な抗菌薬療法、必要に応じた外科的排膿またはデブリードマン、輸液療法、疼痛管理、治療反応のモニタリング。

予防

遺伝的素因を持つ品種では繁殖前スクリーニングが推奨される。確実な一次予防法は確立されていないが、不必要な薬物投与の回避、過度の紫外線曝露回避、適切なワクチネーション間隔の遵守、ストレス軽減が発症リスクの低減に寄与する可能性がある。早期発見のための定期的な血液検査と臨床モニタリングが重篤な臓器障害の予防に重要である。

予後

適切な抗菌薬療法と感染源制御で予後良好。慢性または深部感染は長期管理が必要。免疫不全の個体はより予後要注意。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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