移行上皮癌(膀胱)
概要
膀胱上皮の悪性腫瘍で、血尿と排尿閉塞を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
フェレットにおける移行上皮癌(膀胱)の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
フェレットにおける移行上皮癌(膀胱)の原因: 膀胱上皮の悪性腫瘍で、血尿と排尿閉塞を引き起こします。
病態生理
移行上皮癌(膀胱)はフェレットにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
血尿・排尿困難・テネスムスの臨床徴候を評価。腹部超音波で膀胱壁の腫瘤性肥厚を確認。尿検査(血尿・膿尿・異型細胞)・尿沈渣細胞診で悪性移行上皮を確認。膀胱鏡検査・生検で確定診断。腹部X線/CTで腫瘤の範囲・尿管閉塞・転移を評価。CBC・血液生化学(腎後性高窒素血症の評価)。胸部X線で遠隔転移を検索。鑑別:膀胱炎、膀胱結石、膀胱ポリープ。外科的切除が可能な場合は実施。ピロキシカム等のNSAID併用。
治療
フェレットの移行上皮癌(膀胱)治療: 腫瘍の位置が許せば膀胱部分切除(三角部の関与は避ける)。ピロキシカム0.3mg/kg PO q24hのCOX阻害抗腫瘍療法(消化管・腎機能モニタリング)。ミトキサントロン5mg/m2 IV 3週毎の補助化学療法。閉塞性の場合は尿道ステントまたはカテーテル留置。メロキシカム0.2mg/kg PO q24h、皮下輸液、疼痛管理による緩和ケア。尿検査・画像検査を4-8週毎にモニタリング。
予防
移行上皮癌(膀胱)の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
移行上皮癌(膀胱)の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
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