伝染性胃腸炎(TGE)
概要
子豚に高致死率の重度胃腸炎を引き起こすコロナウイルス。
主な症状
原因
Exotic Otherにおける伝染性胃腸炎(TGE)の原因: 子豚に高致死率の重度胃腸炎を引き起こすコロナウイルス。
病態生理
伝染性胃腸炎(TGE)はExotic Otherにおけるウイルス感染症である。ウイルスは特定の受容体を介して宿主細胞に侵入し、細胞内機構を利用して複製する。直接的な細胞変性効果(細胞溶解、アポトーシス、標的臓器の組織壊死)を引き起こす。自然免疫(インターフェロン、NK細胞)および適応免疫(抗体、細胞性免疫)の宿主免疫応答が免疫病理に寄与することがある。ウイルス血症により病原体が複数の臓器系に播種される可能性があり、免疫抑制により二次的な細菌・真菌感染のリスクが高まる。
治療
【支持療法・脱水対策が最優先】TGEコロナウイルスに対する抗ウイルス薬はない。新生子豚(2週齢以下): 死亡率ほぼ100%で予後不良。経口電解質液を頻回少量投与。保温(30-32°C)が生存率改善に重要。離乳豚・成豚: 自然回復が多い(7-10日)。輸液: 等張晶質液で脱水補正。二次感染予防: アモキシシリン 10-20 mg/kg PO q12h。止痢薬は原則不使用(ウイルス排出を遅延させる)。栄養管理: 消化しやすい流動食、十分な飲水。母豚: 分娩前に意図的暴露(feedback法)で初乳中抗体を強化する方法もある。環境消毒: 次亜塩素酸ナトリウム(1:32)、ヨードフォア系消毒薬。エンベロープウイルスのため消毒薬感受性は高い。隔離・検疫の徹底。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関 ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
伝染性胃腸炎(TGE)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
伝染性胃腸炎(TGE)の予後: 急性は多くが良好。
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