フェレットジステンパー
概要
フェレットでほぼ100%致死的なジステンパーウイルス感染。
主な症状
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臨床徴候
その他エキゾチック動物におけるフェレットジステンパーの臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
その他におけるフェレットジステンパーの原因: フェレットでほぼ100%致死的なジステンパーウイルス感染。
病態生理
CDVはリンパ組織で複製して重度の免疫抑制を起こした後、上皮(呼吸器・消化器)と中枢神経に播種する。二次感染を伴う呼吸器・消化器症状、硬蹠症、脱髄性脳脊髄炎による神経症状を生じる。
診断
臨床徴候(鼻汁・結膜炎・皮疹[足底・口唇の過角化]・発熱・CNS症状)の評価。結膜・皮膚スワブのRT-PCRでCDVウイルスRNAを検出。蛍光抗体法(FA)で結膜上皮のウイルス抗原を確認。CBC(リンパ球減少)・血液生化学で全身状態を評価。ワクチン接種歴(フェレット用不活化CDVワクチンの使用が必須、犬用MLVワクチンは致死的)を確認。フェレットのジステンパーは致死率100%に近い。感染犬との接触歴の聴取が重要。
治療
【予後極めて不良・致死率ほぼ100%】犬ジステンパーウイルス(CDV)に対する特異的抗ウイルス薬はない。フェレットのCDV感染は致死的で、安楽死が推奨されることが多い。支持療法を試みる場合: 輸液療法(乳酸リンゲル液 SC/IV)で脱水補正。二次細菌感染: アモキシシリン/クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h。解熱: メロキシカム 0.2 mg/kg PO q24h。栄養管理: 食欲廃絶時はa/dダイエット等の強制給餌。角膜・鼻腔のケア: 点眼・点鼻で粘膜保護。神経症状出現後は予後絶望的。【予防が最重要】犬用CDVワクチン(カナリアポックスベクター型: PureVax等)を8, 11, 14週齢で接種、以後年1回ブースター。※犬用MLVワクチンはフェレットで発症リスクがあり使用禁忌。未接種フェレットとの接触を避ける。
予防
フェレットジステンパーの予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
フェレットジステンパーの予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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