腎腫瘍(Bird)
Renal Tumor / 腎腫瘍(Bird)
概要
鳥における腫瘍性の泌尿器系疾患。腎腫瘍は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
腹部膨満
食欲不振
跛行
無気力
呼吸窮迫
皮下腫瘤
腫脹
潰瘍化腫瘤
体重減少
原因
原因不明。セキセイインコの高齢鳥に好発。
病態生理
腎腺癌/腎芽腫→腎腫大→坐骨神経圧迫→片肢麻痺。セキセイインコに好発。
治療
外科的切除は腎臓の解剖学的位置(坐骨窩に陥入)から困難な場合が多い。緩和療法としてメロキシカム(0.5 mg/kg PO SID)で鎮痛、デキサメタゾン(0.5-1 mg/kg IM)で腫瘍周囲浮腫軽減。腎機能維持のための輸液療法。跛行(坐骨神経圧迫)にはガバペンチン(10 mg/kg PO BID)。セキセイインコの腎腫瘍は予後不良が多い。
予防
片肢麻痺のセキセイインコでは腎腫瘍を疑う。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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