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鳥 (Bird) 内分泌 中等度

鳥類甲状腺過形成

Avian Thyroid Hyperplasia / 鳥類甲状腺過形成

概要

甲状腺の肥大により気管や食道を圧迫する。ヨウ素欠乏食に起因することが多い。

主な症状

呼吸困難 嗉嚢膨満 吐き戻し 声の変化 体重減少

原因

必須栄養素の欠乏または過剰摂取が原因であり、不適切な食事組成、吸収障害、代謝異常、需要増大(成長期・妊娠期・泌乳期)が関与する。ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸・必須脂肪酸の不均衡は骨格発育異常、免疫機能低下、皮膚疾患、神経障害など多彩な臨床症状を引き起こす。種特異的な栄養要求量の無視が主因となる。

病態生理

栄養性疾患の病態生理は必須栄養素の不足による生化学的経路の障害に基づく。カルシウム/リン不均衡では二次性副甲状腺機能亢進症により骨吸収が促進され、骨軟化・病的骨折が生じる。ビタミン欠乏は各ビタミンが関与する酵素反応の障害をもたらし、特異的な臨床症候群を引き起こす。タンパク質-エネルギー栄養障害では異化亢進、免疫機能低下、創傷治癒遅延が生じる。

治療

鳥類甲状腺過形成の治療: ヨウ素補充が主要治療 — ルゴール液を飲料水250mLに1滴を毎日投与、またはヨウ化ナトリウム0.5mg/kg PO 1日1回×4-6週間。気管/食道圧迫による急性呼吸障害: 酸素投与、デキサメタゾン2-4mg/kg IM単回で迅速な腫脹軽減。ネブライゼーション(F10 1:250または生理食塩水)15-20分 q12hで呼吸サポート。食事転換: 種子食(特にアワのみ)からヨウ素含有量が適切なペレット食へ。甲状腺機能低下が確認された場合はレボチロキシン0.02mg/kg PO q12h。脱水にはSC輸液(温乳酸リンゲル50-100mL/kg/日)。食道圧迫による嚥下困難時は素嚢給餌。X線で甲状腺サイズの縮小を2週間ごとにモニタリング。多くの症例はヨウ素投与で2-4週間以内に改善。種子食のみのセキセイインコに多い — 最初から適切な食事ヨウ素を確保して予防。

予防

種特異的な栄養要求量に基づいた適切な食事の提供が最も基本的な予防策である。商業用総合栄養食の使用、手作り食の場合は獣医栄養学専門医による栄養設計、成長期・妊娠期・高齢期に応じた栄養調整が必要である。特定の種(モルモットのビタミンC、草食動物の繊維質)の固有な栄養要求を理解し、サプリメントで補完することが重要である。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 デキサメタゾン

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