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鳥 (Bird) 内分泌 中等度

鳥類甲状腺過形成

Avian Thyroid Hyperplasia / 鳥類甲状腺過形成

概要

甲状腺の肥大により気管や食道を圧迫する。ヨウ素欠乏食に起因することが多い。

主な症状

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原因

鳥の甲状腺腫(ヨウ素欠乏症)は、ヨウ素の乏しい食餌やゴイトロゲン(キャベツ類・大豆等)の過剰摂取による甲状腺ホルモン合成障害による。

病態生理

ヨウ素欠乏症(甲状腺過形成)(鳥)は食餌中のヨウ素不足による甲状腺過形成。セキセイインコで最も多い内分泌疾患。過形成した甲状腺が気管・食道・頸静脈を圧迫し、呼吸困難(特に吸気時喘鳴)、嚥下障害、吐出を引き起こす。種子食のみの飼養が最大のリスク因子。ヨウ素製剤(ルゴール液)の飲水添加または注射投与で著明に改善するが、再発防止にはペレット食への移行が必須。

治療

鳥類甲状腺過形成の治療: ヨウ素補充が主要治療 — ルゴール液を飲料水250mLに1滴を毎日投与、またはヨウ化ナトリウム0.5mg/kg PO 1日1回×4-6週間。気管/食道圧迫による急性呼吸障害: 酸素投与、デキサメタゾン2-4mg/kg IM単回で迅速な腫脹軽減。ネブライゼーション(F10 1:250または生理食塩水)15-20分 q12hで呼吸サポート。食事転換: 種子食(特にアワのみ)からヨウ素含有量が適切なペレット食へ。甲状腺機能低下が確認された場合はレボチロキシン0.02mg/kg PO q12h。脱水にはSC輸液(温乳酸リンゲル50-100mL/kg/日)。食道圧迫による嚥下困難時は素嚢給餌。X線で甲状腺サイズの縮小を2週間ごとにモニタリング。多くの症例はヨウ素投与で2-4週間以内に改善。種子食のみのセキセイインコに多い — 最初から適切な食事ヨウ素を確保して予防。

予防

鳥におけるヨウ素欠乏症(甲状腺過形成)の予防は種特異的な栄養要求量に基づく適切な食事提供が基本。商業用総合栄養食の利用(AAFCO基準準拠)、手作り食の場合は獣医栄養学専門医による栄養設計、成長期・妊娠期・泌乳期の特殊要求対応。草食動物(モルモット)のビタミンC、爬虫類のカルシウム/UV-B、猫のタウリン、フェレットの動物性タンパク質など、種特異的要求の理解。サプリメント過剰摂取の回避(特に脂溶性ビタミン)。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 デキサメタゾン

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