鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性
概要
抗真菌薬に反応しない慢性マクロラブダス・オルニトガスター感染症。
主な症状
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臨床徴候
鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性の臨床徴候は消化管病変の部位と病態により異なる。上部消化管: 嘔吐・吐血・食欲不振。小腸: 下痢(小腸性: 量多・回数少・体重減少を伴う)・嘔吐・腹痛。大腸: 下痢(大腸性: 量少・回数多・粘液・血便・テネスムス)。急性腹症: 強い腹痛・嘔吐・ショック徴候・腹部触診で腫瘤や緊張感(GDV・腸捻転・腸閉塞)は緊急評価が必要。
原因
鳥における鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性の原因: 抗真菌薬に反応しない慢性マクロラブダス・オルニトガスター感染症。
病態生理
鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性は鳥における真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。
診断
治療抵抗性の慢性削痩・嘔吐・粒状未消化便の臨床評価。糞便のグラム染色・ギムザ染色で大型桿菌状酵母体(6-20μm)の持続的排出を確認。定量的糞便検査で菌量をモニタリング。CBC(採血量≤体重の1%)でH/L比上昇を確認。血液生化学でTP低下・AST上昇・グルコース低下を測定。腹部X線で前胃拡張・筋胃菲薄化の進行を評価。内視鏡で前胃粘膜の慢性変化を確認。鳥類のAGY難治例ではアムホテリシンBの長期投与(4-6週間)後も再発することがあり、免疫状態の評価が重要
治療
【鳥における鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性】 鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性は鳥における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は鳥専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。
予防
鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。
予後
鳥胃酵母(マクロラブダス)難治性の予後: 急性消化器疾患は多くが治療に良好に反応。閉塞性疾患は早期外科介入で予後良好。慢性疾患は食事管理で長期管理可能。
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