💊 デコキネート(デコックス)
Decoquinate (Deccox) / デコキネート(デコックス)
作用機序
原虫ミトコンドリア電子伝達系(チトクロムb)を阻害しスポロゾイト・メロゾイトの発育を停止させるキノロン系コクシジウム抑制薬。犬ではHepatozoon americanum(アメリカ型ヘパトゾーン症)のACVIM標準・長期再発抑制フェーズを担う: 組織シストは排除しないが、TCP三剤併用後のメロゾイト放出と再発を抑止する。
Quinolone coccidiostat that blocks protozoal mitochondrial electron transport (cytochrome b), arresting sporozoite/merozoite development. In dogs it is the ACVIM-standard long-term suppression phase for Hepatozoon americanum: it does not clear tissue cysts but prevents merozoite release and relapse after triple therapy (TCP).
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | アメリカ型ヘパトゾーン症: TCP三剤併用(TMS+クリンダマイシン+ピリメタミン)14日間の後、デコキネート 10-20 mg/kg 経口 12時間毎(餌に混和)を2年以上継続(Macintire 2001 JAVMA — 再発抑止と生存期間の大幅延長)。 | 安全域は広い(家畜飼料添加物由来)。2年未満での中止は高率に再発する — 飼い主のコンプライアンス指導もプロトコルの一部。通年のマダニ対策(Amblyomma maculatum)を併用。 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | Hepatozoon felis(外挿): 再発抑制フェーズとして 10-20 mg/kg 経口 12時間毎(餌に混和)— 猫のエビデンスは症例報告レベル。 | 猫のヘパトゾーン症は通常不顕性。治療は臨床症状が確認された症例に限る。 |
主な副作用
- ⚠️ 治療用量では稀(軽度の消化器症状)。安全域は広い
禁忌・注意
🚫 単独での急性期治療薬ではない — 再発抑制のみ。急性期のH. americanumはまずTCP導入フェーズが必要
この薬が使われる疾患
駆虫薬・抗寄生虫薬の他の薬品
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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